サーバ移転の際に必ず発生するコンテンツ移動についてです。
例えば、
サーバのドキュメントルートが
移転元(旧サーバ):/var/www/html
移転先(新サーバ):/home/sample/www
だとします。
まず、TeraTermなどで移転元サーバにログインして、
# cd /var/www
で、ドキュメントルートの一階層前のディレクトリに移動します。
それで、
まずは「html」ディレクトリをzipコマンで圧縮します。
# zip -r html.zip html
「zip オプション zipファイル名 圧縮元」
オプションに「-r」を付けることで、ファイルとディレクトリを再帰的に圧縮してくれます。
次に、以下の操作で移転元サーバから移転先サーバへ圧縮したhtml.zipを送ります。
# rsync -av /home/sample/html.zip 移転先のユーザーID@ホスト名:/home/sample
※ドキュメントルート「/home/sample/www」ではなく、ドキュメントルートの一階層前のディレクトリ「/home/sample」に送ってやります。
ここで移転先ユーザーIDに対するパスワードを聞かれるので、
正確に入力してやればファイルの移動が完了です。
※移動データの容量が多いとここで多少時間がかかります。
で、
後は移転先サーバに入って、
移転先サーバにコピーされてきたhtml.zipを以下のコマンドで解凍してやります。
# cd /home/sample
で、ドキュメントルートの一階層前のディレクトリに移動し、
# unzip html.zip
で、ZIPに固めたファイルを解凍してやります。
最後に、
# mv html www
として解凍された「html」ディレクトリを「www」にリネームすれば完了です。
以前はサイトのサーバ移転をする際には、
ZIPに固めずに一旦自分のPCのローカルにダウンロードしてきてから新サーバにアップしなおしていたので、
それを考えるとかなりの時間短縮になりますね!!
この記事へのコメントはありません。