人生に必要なことは、防衛大学で教わった。

防衛大学校卒のIT企業社長によるビジネスブログ

人生に必要なことは、防衛大学で教わった。

夏期訓練

東京でも真夏日が観測される暑さになってきました。

この時期になると一般大学は夏休みでしょうが、
防大は夏期訓練期間に入ります。

普段の大学の授業はお休みで、
7月一杯は陸・海・空各要員に分かれて、毎日毎日訓練を行います。

私は海自要員だったのですが、
大学が所有する港(通称「ポンド」)にこもり、
クルーザーヨットで海に繰り出し実地訓練をしたり、
カッター(10人で漕ぐ手漕ぎボート)を漕いだり、
護衛艦に乗って乗艦実習を行なっていました。

ツライのがカッター訓練。。。

この訓練のミソが、いつ始まるか分からないということ。

食事中や休憩中(なぜか授業中は無い)に
突然訓練開始の放送が鳴り響く。

放送が鳴り止むと、必要な機材を倉庫に取りに行き、
カッターに飛び乗り勢いよく漕ぎ出します。
*放送が鳴り止む前に動くと怖い人に蹴られます。

海の途中で折り返し、港に戻って来て終わり。

カッターは4個大隊分用意され、
毎回大体ごとに到着順位を競うのです。

そのうち、
「そろそろ、あれ(カッター)あるんちゃう?」
と疑心暗鬼になったり、
「今日は訓練部長が視察に来るから、絶対あるで」
とか、訓練の有無を予測するようになります。

また、護衛艦実習は逃げ場が無い鉄の塊の中で
来る日も来る日も過ごさなければならず、
海自要員の訓練メニューの中では不人気(だったと思う)。

私は、護衛艦に乗ってタダで日本全国いろんなところへいけるので、
わりと好きでした。
*4年の夏の訓練は8日間無寄港訓練
(1週間以上海上で過ごし、陸地を見ない日々が続く)
でしたが。。。

私が4年間で行った場所は
舞鶴(京都府)、敦賀(福井県)、七尾(石川県)、呉(広島県)、
宇野(岡山県)、岩国(山口県)、、、などなど。

驚いたのが、行く土地土地で自衛隊の後援会主催の歓迎会や
盆踊りなどのイベントがあったこと。

あるところでは宴席会場に入ると、
年頃の地元の女性が各席に1名ずつ
(というか、防大生1名につき女性1名)
配置されていて、
「僕ら、まだ学生なんやけど・・・」と思った記憶があります。

防大性は「自衛隊の広報」としての役割もあるので、
これらイベント参加は必須。

港へ船が入るとみんな早く街へ繰り出したいので、
こういったイベントに参加するのはじゃんけんに負けた学生。
*後援会のみなさん、すみません。。。。

私も何回か参加したのですが、
後援会のみなさんに手厚い接待を受けたり、
地元の方と夜遅くまで話したりしました。

大学の中では絶対に知り得ない、
自衛隊への期待の大きさを肌で実感しました。

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著者情報

著者イメージ

松本 宣春(まつもと のぶはる)
1973年生まれ。
出身:大阪府。
趣味:スポーツ観戦、読書。
特技:企画、人を励ますこと。
一言:世に無いサービスを提供し続けたいと思います。